存在証明のためのオープン標準
ファイルのハッシュを取り、その値をメタデータラベル309に載せてCardanoトランザクションに記録します。ブロックの時刻が、このコンテンツはその時までに確かに存在したという、改ざんを見抜ける恒久的な証拠になります。コンテンツそのものを手元から出す必要はありません。
そこから先はすべて任意です。レコードに署名して自分が作ったことを示すことも、特定の相手に向けて暗号化したデータを封じて届けることもできます。どれをするにも、信頼の必要な仲介者は要りません。この標準はコンテンツを起点に置き、発行者に依存せず、誰でも検証できます。
できることは3つ
証明する
あらゆるものに時刻を刻む
チェーンに刻んだ32バイトのフィンガープリントが、中身を一切明かさずに、そのコンテンツがある時点で存在したことを証明します。発見も、発明も、契約書も、写真も、対象は問いません。
封じる
相手だけにそっと届ける
コンテンツを1人または複数の相手に向けて暗号化し、そのまま公開の場に置きます。開けるのは正しい鍵を持つ人だけ。郵便局留めのように、受け取られるまで待っています。
検証する
誰も信じなくていい
公開チェーンから直接、誰でも自分の手でレコードを確かめられます。ログインもサーバーも不要。発行した相手が誰かを当てにする必要もありません。
5つの原則がすべてを支える
ほかのすべてがそこから導かれる、譲れない5つの原則。
- コンテンツ第一主たる主張はコンテンツのハッシュ値そのもの。ほかのフィールドは、すべてそれに付随するメタデータです。
- 発行者に依存しないどのウォレットからでもレコードを発行できます。検証者が発行者を信頼する必要はありません。
- ストレージに依存しないストレージへのリンクは任意のリストにすぎません。ハッシュ値だけのレコードでも、それ単体で完結します。
- 単独で検証できる検証に要るのはトランザクションと公開エクスプローラーだけ。発行者のサーバーは一切要りません。
- アルゴリズムを差し替えられるどのアルゴリズムもオープンなレジストリの名前で参照されます。ポスト量子への移行は付け足すだけです。
コンテンツ第一
主たる主張はコンテンツのハッシュ値そのもの。ほかのフィールドは、すべてそれに付随するメタデータです。
01. コンテンツ第一. 主たる主張はコンテンツのハッシュ値そのもの。ほかのフィールドは、すべてそれに付随するメタデータです。
封じて届け、受け取られるまで預かる
封じたレコードは、1人または複数の相手に宛てた暗号化データを運びます。暗号文は恒久ストレージに公開されたまま置かれますが、それが自分宛てだと気づけるのは正しい鍵を持つ人だけ。郵便局留めのように、実際に鍵を当ててみて初めてそれとわかります。傍から見える人にわかるのは、何かが封じられたことと、その時刻だけ。中身を見ることも、宛先が誰かを知ることもできません。
未来に耐える設計
ポスト量子時代に備えた保護は、今日からもう使えます。封じたレコードは、実績のある今日の暗号と耐量子の暗号を組み合わせたハイブリッド方式で施錠でき、攻撃者は両方を破らない限り手が出せません。さらに、すべてのアルゴリズムはオープンなレジストリの名前で参照されるので、新しい暗号への移行は付け足すだけ。古いレコードはこの先もずっと検証し続けられます。
隅々まで、すべてオープン
標準そのものも、TypeScript・Python・RustのリファレンスSDKも、コマンドラインツールも、すべてオープンソースです。コードはApache-2.0、仕様はCC-BY-4.0。誰でもレコードを検証し、自分のツールを作り、自分のサービスを動かせます。この標準を所有しているベンダーは、どこにもいません。
エコシステムを見る開発者とエージェントのために
SDKはブラウザにもサーバーにも組み込め、CLIで自動化したり、CIに組み込んだりもできます。検証ツールは単体で完結し、ゲートウェイも要りません。検証が誰かのインフラに左右されることは決してありません。
標準そのものを、エージェントが読める形でも公開しています。すべてのページをそのままのmarkdownで提供し、llms.txtの索引も添えてあるので、AIツールが直接読み込んで理解できます。